物言えば 唇寒し 秋の風
松尾芭蕉
この言葉、実は松尾芭蕉の句だということを、ご存知でしたか?
私は知らなかった~!!
また、この言葉は秋の情景の表現だけでなく、慣用句としても
使われていることはご存知でしょうか?
私はこっちも知らなかった…。
この句は前置きも含めると、
「座右之銘 人の短をいふ事なかれ、己が長をとく事なかれ
物言えば唇寒し秋の風」
だそうです。
つまり、この文章全部で
「他人の短所を批判したり、自分の長所を自慢したら後味が悪いし、言わなければよかったと後悔する」
となります。
そこから転じて、
「人の悪口など余計な事を言うと、
対人関係がまずくなったり思いがけない災いを招くから
口を慎みましょう」
という意味で使われているそうです。
この話、全て全く知らなかった…。
私、ことわざとか、結構知っていると思っていましたが
まだまだ知らないこともあり
自分の慢心を思い知りました…反省。
でも実は、この前置き部分は、後から追加されたので、
芭蕉は普通に秋の季節の句として詠んだだけ
という説もあるそうです。
何とも複雑ですね(^ ^)